心不全

軽症の心不全入院では尿量測定は不要かもしれない

心不全で入院!利尿剤注射!となると何となく尿測もセットで行いたくなりますし、実際ルーチンで行われる事はあるでしょう。しかし、その尿測は本当に必要でしょうか。自覚症状が強くて動けなかったり、CCU/ICUに入るほどの重症例で尿バルーンが入って...
循環器一般

研修ローテ中のつまらない助手を楽しむ工夫

研修医で各科をローテすると、どうしても避けられないのが手術の助手。例えば循環器内科だと心臓カテーテルの助手として清潔野に入らされます。透視の画面を見ても何が行われているか分からず、循環器内科医達は意味不明な略語でやり取りをしています。時々、...
心不全

心不全患者の輸液本体には生食?ブドウ糖液?

心不全患者の輸液の本体には何を選びますか?過剰な輸液は害になるため一日一回の静注薬の使用だけならルートロックを選択することもあるでしょう。しかしカテコラミンや他の薬剤など輸液本体がキープのために必要な場面も多いです。仮に10ml/hとしても...
日常

不整脈専門医がいない施設でのアブレーション治療

私は不整脈専門医では無いものの、循環器内科医としての嗜みとして多少のアブレーションの勉強はしています。今の勤務先は不整脈専門医がいないためクライオが使えず、手頃なPafも高周波で治療しています。不整脈専門じゃない人ほどクライオの方が良い気が...
循環器一般

【抗凝固薬】DOACではなくワルファリンを選択すべき状況

DOACの方が薬価は高いものの出血リスクが低く管理が楽なため、どちらでも良い状況であればDOACを選択する医師が多いと思います。しかしDOACは不適切でワルファリンでなければならない症例もあるのでまとめます。機械弁機械弁を留置後はワルファリ...
日常

医療者に勧めたい本:『世界一わかりやすい「医療政策」の教科書』と『究極の食事』の紹介

今日読んだ本の紹介です。『世界一わかりやすい「医療政策」の教科書』を読み終えました。政策とありますが、実際には科学の話(政策に関するランダム化比較試験や科学的検証の話)なので、実用といよりは勉強になる内容です。恥ずかしながら政策に関する研究...
日常

日記を書くメリットとデメリット:成功体験を中心に

日記を書き始めることにしました。毎日日記をつけることはネガティブな感情をより増幅させる悪循環に陥ったり、感情が不安定になる、日常業務に終われて時間が厳しい、モチベーションの低下など負の側面があり躊躇していました。日記は不幸になる可能性がある...
心筋梗塞

後壁心筋梗塞の心電図

ST上昇型心筋梗塞(STEMI)が緊急疾患であることは周知のことです。STEMIでは対側変化(reciprocal change, ミラーイメージ)と言ってST上昇の誘導と反対側に、鏡のようにST低下を認めることがあり、ST上昇を判読しにく...
コラム

働きアリに学ぶ医師の働き方

働かない働きアリは、種の存続に大きな貢献をしています。アリの生存戦略を学ぶと、医師の働き方にも共通するものがあるように思えてなりません。
心不全

僧帽弁閉鎖不全症

僧帽弁閉鎖不全症(MR)の一次性と二次性を図解で解説。